[狼のいる出口/Dreamers With No Foture]

<About Music>
ダイナミクスの大きな変化、弦楽器を多用しつつロックの心、といったアイデアを大事に創った曲。金子飛鳥、金原千恵子、古川展生など6名の弦楽器奏者によるアンサンブルは実際の3倍くらいの人数で演奏しているかのような迫力と精度。精緻で有りながらエモーショナルなギターは(幼なじみ??の)今剛ならではの演奏。一方でハーモニクス中心にノイズ系のギターを弾いているのはDavid Rhodes。ふたりのスタイルはおよそ対照的といっても良いほど違うのだが「奥行き」という点で共通する何かをいつも感じるのだ。

<About Words>
言葉のテーマは「現在進行形で生きているテロリストと日本人として生きている自分との距離」について。そしてそこにジョン・レノンの生き方、死に方という象徴的なかたちが影を落としている。人は時に単なる標的に化身させられてしまう。無力感を漠然としか意識していない僕たちが存在する一方で現実に危険と向き合っている人達がいる。でも、もしかするとロンドンの地下鉄爆破犯達にとっても[Imagine]は愛唱歌だったのではないか?と思ってしまう。

井上 鑑

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