音楽の、新しいとどけ方。
New ways to distribute music.
SOUND ART
x
TEXTILE ART
ストリーミングサービス全盛の今、音楽はより身近で便利な存在になりました。
音楽が身近になり、気軽に手の届くものになる。
それはそれで、とても素晴らしいことだと思います。
そんな便利な時代の前夜、レコードやCDが主流だった時代。
音楽はいつも、優れたアートやテキストとともにありました。
音楽が並ぶ店頭にはコミュニティがあり、分野を超えた交流がありました。
その頃の音楽は何かと交わることで、より楽しく、より深いものになっていました。
音楽は音楽で終わるのではなく、異分野のすぐれた作品と手を取り合い、新しい価値を創り続けるものでありたい。このMUTEXという"新しいかたち"は、そんな思いから生まれました。
MUTEXで音楽が手を取り合うのは、「テキスタイル」です。
音楽、そして文章とも「編む」という語源を同じくするテキスタイル。
すこし前の音楽がそうであったように、小さなパッケージの中で異文化が出会い、手にしたあなたの感性に触れることで、日々が少しだけ豊かに、スローに、大切なものになることを願って。
いまある形ではなく、かつてあった形への回帰でもなく、あたらしく不思議な方法で、ここにしか記されていない音楽をお届けします。
MUTEXを手にしたあなたの今日が、すこしだけ楽しいものになりますように。
(商標登録出願中)仕様
"NUNO"のテキスタイルによるオリジナルポーチ
オンライン音源アクセスキー封入
※限定版にはハイレゾ音源を収録したUSBメモリが付属します
NUNOが手掛ける特注ポーチはカードケース同様に名刺、交通系ICカードその他を収納してご使用頂けます。前面のポケットには一般的なカギをいれることができ、カード数枚とカギを収納して、ミニマルなお財布としてもお使いいただけます。
NUNOがつくるテキスタイルは、伝統的染織技術と現代のテクノロジーが融合した「現代の布 - NUNO- 」です。これまで制作した布地の数々は、世界各国の美術館に永久保存されています。
第1回発売作品
■ [RHAPSODIZE ACOUSTIC] Selection (LIVE MOV.)
「Return Home」作詞・作曲・編曲 井上鑑
「Soundings」作詞・作曲・編曲 井上鑑
「Cellist」作詞・作曲・編曲 井上鑑
☆2023年11月24日 銀座ヤマハホールにてライブ収録された3曲 ホール内での立体音響表現も実施された一夜より。
■「 四季の曲」 歌と十三絃、二十五絃箏、弦楽四重奏のための替手版
八橋検校作曲 井上鑑編曲
☆バッハと同時代に作曲された箏曲の古典に新たな解釈を加えるという意欲的な試み。3代野坂操壽を今年襲名された野坂恵璃さんを中心とした箏アンサンブルと、高い技術と柔軟な感性で独自のサウンドを織り上げるマレー飛鳥をTopとしたQuartetとのコラボレーション。
■「ZAPPAKIRA」 作曲・編曲 井上鑑 For[Avant Courier]
☆ 2023年制作の新録曲。邦楽器と新しいイディオムの出会いをFrank Zappaに捧げる。[Avant Courier]プロジェクトが契機となって生まれた作品。
今回のパッケージに含まれている楽曲は音源としては未発表のものばかりです。箏との共同製作作品は90年代から様々な形で継続して来ましたが、そこには故・川村昌子さん,同じく故人となってしまわれた2代野坂操壽先生、更には沢井一恵先生など、素晴らしい演奏力に加えて音楽に対するエネルギーと愛情をもったアーティスト達の影響がありました。今作は現在進行形で箏という楽器に新たな可能性を加えている演奏家達とのコラボレーションの一端です。楽しさも、厳しさも、優美さも、Grooveも兼ね備えた箏演奏家の表現に、世界的に見ても最高レベルの近・現代弦楽アンサンブル、同じく世界でも最も表現力の高く深いドラマーが加わってくれました。
通常であればCDと言う形式で発表するのが常道ですが、配信、Web上でのサブスクリプションなど、今や音楽の流通形態は激変しています。そんな中、MUTEXの持つメッセージは「ここまで丹念に織り上げた演奏は、丹念に織り上げたパッケージと共に届けたい」という事です。カードケースやお財布としてお使い頂くも良し、大切な方へのプレゼントとして頂いても良し、音楽とテキスタイルとともに過ごす日常は、心が深呼吸する時間に満ちていくことでしょう。
少数生産のため、当面はライブ会場での販売が主になりますが、井上鑑公式WebShop「鳴存書房」でのON-LINE販売も準備してまいります。
第2弾、第3弾も(どのような音楽的内容、Lineupになるでしょうか??)継続してお届け出来るよう、ご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
井上鑑 Akira Inoue