The

Voice

Project

金子飛鳥作詞作曲「リコメング」井上鑑作詞作曲「アフリカン・フラグメンツ」など The Voice Project のレパートリーはポリフォニックかつ汎ユーラシア的な楽想に満ちています。煽るだけでも癒すだけでもなく、太古から音楽と声の持っていた「伝える力」を信じ直すこと、そのことを実際にうたにしてみる…そしてその音場的基盤となる箏の響き。時には意外なほどに明るく、時には凝縮した思いがしたたり落ちるような長い余韻。

それが The Voice Project なのです。

井上 鑑 Vo. /Key やまがたすみこ Vo. 金子飛鳥 Vo. 鈴木精華 Vo. 比山貴咏史 Vo.

バカボン鈴木 Vo./Bass 仙波清彦 Parc. ジャクソン陶山 Parc.

川村昌子 Vo. /Koto 丸田美紀 Vo. /Koto

1992年にこのプロジェクトは生まれました。きっかけは西新宿にあるスペース・ゼロという会場で僕がコンサートを開いたことです。その時強く感じていたのは1984年前後から始まっていた箏の演奏家、川村昌子、栗林秀明、ブライアン山越達との共作に加えて、作曲家そしてシンガーとしても才能溢れるヴァイオリニスト金子飛鳥とのアンサンブルを作ってみたいという思いでした。

 

更に、僕の中では「声」の持つ力を生かしたいという気持ちが大きくなり、やまがたすみこ、比山貴咏史という旧知の歌の名手に声をかけました。金子飛鳥のチョイスでバカボン鈴木、鈴木精華というパワフルな推進力も得、スタート当初は楠瀬誠志郎、岩崎元是という2人のアーティスト、作曲家も優れたシンガーとして参加してくれました。ポリリズム、多声部の絡み合うサウンド、そしてジャンルを超えた曲想、荒々しいものも優美な曲も独特の空気感を持つのはやはり箏の存在を前提としていたアンサンブルだったからでしょう。

アンサンブルは1998年にアルバム「麞」をリリース、その後も打楽器を加えるなど多少変貌しつつもライブ活動をしていましたが、箏の川村昌子を癌で失いブランクが生まれていました。最近、箏に川村昌子と沢井箏曲院で同門の丸田美紀をゲストとして迎え、数回のライブが実現しています。

© 2020 Akira Inoue / Pablo Workshop.