「冬の散歩道」


戯れにピアノを弾くようになる以前、親友とサイモンとガーファンクルの歌をギター片手に楽しんでいました。もちろん歌えやしないし、弾けやしないし、でしたが心の栄養、多分腐葉土としてその後に大きな意味を与えてくれたことは間違いありません。当時僕が一番好きだったのは「Bleecker Street」という曲で、ヒットソングだらけの彼らの作品中ではかなりマイナーな存在でしたが、何か僕には特別な空気感が感じられて、いったい何回繰り返して聞いたことか?自分でも不思議なほどです。その後「冬の散歩道」という邦題の曲を聞いて驚くほど効果的に使われている12弦ギターという存在を知り、アレンジャーとして開業してからも何度となくその教えに従い、道を踏み外すこと無く、しかも似すぎていて顰蹙(ひんしゅく)を買うことも無くお世話になってきました。名曲の教えは本当に尊いものなのです。でも、この曲、かなり内省的な心象風景を歌った作品で原題は「A Hazy Shade Of Winter」

 

冬の、霞んだ、影??えーっ!?お散歩していないの??

(Photo And Text By Akira Inoue)

≪From Akira Inoue≫
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