「サン・ジョルディの日」


サン・ジョルディの日はカタルーニャでは盆と正月を合わせたくらいに盛大なお祭りの一つである。
聖人サン・ジョルディという呼び名はカタルーニャ語で、聖ゲオルギオス(どうやって読めばこの名前がジョルディになっちゃうんだ?)のこと。このひとはドラゴン退治で知られるキリスト教の聖人で、カタルーニャの守護聖人ということだ。
4月23日はこの聖人が殉教した日を記念して祝日となっている。もともと、カタルーニャには相愛の男女がバラの花を贈り合うバレンタイン・デーに似た風習がこの祝日にはあったらしい。20世紀に入り、その伝統に加えてバラの花と本を交感するという粋な風習が定着したということだ。
たまたまとは言え、僕たち「連歌・鳥の歌2016」のコンサートがその日に重なったのだから大変だ。一時現地主催者はお祭りの日にコンサートに人が来るだろうか?という心配を始めたのだが、よくよく調べてみるとその日の夜は会食をしたり映画を見たり音楽を聴いたりするのをみんなが楽しみにしているのだというではないか。幸いなことに実はコンサート向きの夜だったようだ。

 

サン・ジョルディの週末には本屋の出店が広場に立ち並び、女性達は旦那さんや彼氏を教育すべく?本選びに余念がない。カタルーニャ男性にはあまり知は求められていないのか、とりあえず美しいバラをたくさん買いさえすれば何とかなるようだ。
さて、彼はサン・ジョルディの日の早朝にホテルの前で出会った花売りのイケメンである。爽やかな笑顔で、とことんしつこかった!!年に一度の営業日だから無理もないだろうが、未だ店支度もろくに出来ていないくせに「世界一のバラを買わんのか、この愚か者め」とまで言い出したのである。

(Photo and Text By Akira Inoue)

≪From Akira Inoue≫
D.S.D TrioParachute独創會2015Arrange Island Show連歌 鳥の歌 2016

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ちゃんと週刊・連歌鳥の歌新聞Vol.15 (2016.05.21発行)

「連歌・鳥の歌2016@カタルーニャ/ウクライナ ツアー」公演を終え、その後の日本での活動の様子をお届けするデイリーニュース「ちゃんと週刊・連歌鳥の歌新聞」の第15号を発行しました。