「何時か来た河辺」


ここは埼玉県のほぼ中央に位置する東松山市、丸木美術館のすぐ脇の都幾川の河原である。
美術館にはコンサートをするために訪れたこともあるし、催し物を見聞きするために来たこともあり、この河原にもその都度降りてきて水辺を散策した記憶が鮮やかだった。ところが先日「碑」という合唱曲を聴きに来た時に河原へ降りようとしたら、水辺が無い!?のに驚かされてしまった。美術館関係者に依れば、今年は忙しくて春先に草刈りが出来なかったので、、、ということで河原はこの通り黄色い花が咲き誇る植物の楽園と化していたのだ。
治水という名前の下にコンクリートで埋めてしまえば起きない出来事だけれども、この複雑なフォルム、この何とも華やかな色彩、そして風にそよぐ微かな音、夕陽を浴びて微妙に変化する光と影。草をかき分けかき分けしながら何故か意地になって水辺へ向かう時間は、小学生時代へインスタント・タイムスリップ。
 
見て下さい、どこにも直線が無いよ。
直線というもの自体が人工物なのだと思い知らされる、植物たちの教えであった。
 
(Text and Photo By Akira Inoue)

 


≪From Akira Inoue≫
OSTINATOD.S.D TrioParachuteArrange Island Show連歌 鳥の歌 2016

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