
井上鑑
Akira Inoue
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"High-Tech,Hand Made"

TOKYO INSTALLATION 2022
Special Comments
井上鑑と出演者の皆様でお送りするスペシャルコンテンツ・第7回はヴィオリニスト・マレー飛鳥さんです。
News

2021年4月24日
鳴存書房(Meizon Shobou)オープニング・ご報告とお知らせ
鳴存書房が井上鑑オフィシャルショップとして誕生しました!
shopはこちらから

「我が心の大滝詠一」NHK-BS,BS4K編曲+サウンドプロデュースしました。
大滝さんの周囲にもきらめく星々が居たのだなぁ、そんな事を感じられるこれらのアウトプットを現在形で聴き直せるなんて,素敵なことです!
Niagara Information
南から北から
Londonも坂の多い街だけれども,東京とはいささか趣が違う。テームズ河を底辺として南北に行くに従い標高が高くなるので、日本でいえば神戸などのように移動方向と坂の関係が明瞭なのだ。上がっていくと中心地から遠くなる、にも関わらず景観としては拡がりを楽しめるという気分もある。Sydneyに行った時には南半球だけに「北向き傾斜の庭の家」が憬れの存在と聞いてキョトンとしてしまったものだ。細かく入り組んだ半島の街には平地があったかなぁ?
Wordium

クリストを想う
またひとり、僕たちは導き手を失ってしまいました。
5月31日に逝去された美術家、クリストは僕にとって沢山の刺激を与えてくれる存在でした。正直に言えば個人的には70年代の作品のスケール感が好きだったので、近作は横目で見る感じになってしまっていました。それでも、「社会と芸術」というとても深いテーマに誰とも違うアプローチで挑む姿は神々しく見えていました。悔やみきれないのは2018年にロンドンで実現した作品を見損ねたことです。もしかすると若干原点回帰の兆しが有ったかもしれないので、実物を見ることは永遠に出来ない70年代の仕事同様、かけがえのないものだったに違いないのでした。どうしてこんな事が出来るのだろう?と心から思って敬意を持てるひと、しかもその「どうして」は技術的なテーマでは無いのです。
「2度と見られないから、たくさんの人が見に来るのです。所有できない、買えない、入場料も取らない、すばらしく非合理なものです。ありふれていない、役に立たないことこそが、クオリティーを支えているのです」(美術手帳のインタビューにおけるクリストの言葉)
80年代、憬れの存在クリストに向けて当時の僕が作った曲が有ります。
もし次にライブが出来たら、必ずこの曲を捧げ直したい、そう願っています。
Running Fence~ Ode a Christo
作詞作曲 プロデュース 井上鑑
今 丘を駆け抜ける
ほら ひとすじの夢
ただ しずかにほほえみ
君は 海をめざす
街を離れ 歩き出した 愛あるひとびとは
この丘で 見つめあう 無言のままに
Running Fence Running Face
Running Fence Running Face
今 夢は線(ライン)となり
反射(ハレーション) 空にかがやく
でも つかのまのフィナーレ
君は 海へと消える
時は止まり たったひとつ 美しくありたいと
白い絹の 心だけが 夕陽を浴びる
Running Fence Running Face
Running Fence Running Face
Oh, Here She Comes
Oh, Where She Goes
僕は忘れない